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はく

澄みきった空

2013年07月11日 02:29
 丸い穴から覗いた空はいつも澄みきっている。無数の穴から溢れ出す光がすごくきれいでこの小さな窓から空を覗くのがいつしか私の日課になっていた。  でも、今日の空はいつもと違って見えた。にじんで淡く見えるのだ。なぜだろう? そう思っていると自分が泣いていることに気がついた。  どうして涙がでるんだろう? そう考えれば考えるほど涙があふれてきた。  ほんとはわかっている。なぜ自分が泣いているのか。ただそれを認めたくないだけなのだ。  私は今日から養護施設で暮らす。  そう。親に捨てられたのだ。  理由は経済的に余裕がなくなって、私を育てられなくなったから。  今日から私は一人だ。  誰もいない。一人